30代での看護学校受験–きっかけ④
看護師。。。
まず最初に思ったことは、看護師ってなれれば一生仕事には困らないよね、ということ。
でも、ただそれだけじゃなくて、長く人と関わる仕事をしてきた自分に、何か引っかかるものがありました。
またやりがいが見つけられるかもしれない。
食いっぱぐれない上に、自分が好きな分野である、人と関われる仕事なんだったら、何も悪いことがない。
そう思ったら、彼からの提案を否定できませんでした。
そしてなぜ彼が看護師と言ったのか、聞いてみたら、彼が看護師になりたかったらしいのです。
それは、特に年齢を重ねてから感じたらしいのですが、何となく、人として生まれた以上、本当に人のためになることをするべきなのではないかという使命感のようなものだとのことでした。
正直自分にはその感覚は崇高すぎてよくわかりませんでしたが、看護師という職業に気持ちが引っかかったことで、そこを目指してもいいかもという気持ちが生まれてきました。
ただ、そうするにしてもまた別の不安が。。。
看護師になるには数年間学校に通わないといけない。
そしたらその間の生活はどうするの?
看護学校なんて、若い女の子ばかりじゃない?
この歳でそんな学校に通えるのか?
看護師の仕事は確かに食いっぱぐれないかもしれないけど、決して楽ではないというのは知っている。そこについていけるのか?
などなど。。。
ちょっと考えただけでもかなりの不安が出てきて、前向きに目指そうとはなかなか思えませんでした。
そしてその不安を、彼にも伝えました。
彼は、自分がなりたかったという想いが強いからか、熱心に、僕が前向きになれるような意見を言ってくれていました。
そしていろいろ考え、悩むこと数日。
看護師を目指してみよう。
自分の気持ちが固まりました。
もうここまで落ちたんだから、それを無かったことにするには新しいことをするしかない。
万が一、ダメだったとしても、今と何も変わらない。
であれば、やってみればいいじゃん。
それが全てでした。
そして、人生をやり直すチャンスがもらえるなんて、自分は幸せだな。
とも思いました。
そう考えたら、気持ちが少しずつ前向きになっていきました。
そして、看護師になるための具体的な道筋を考え始めました。